自らに課される競争

先日、同業(外資金融のアセット・マネジメント)で役員をしている先輩とランチをしていたときの話。

「採用って難しい…」
「若手で有望なのはいるんだけど、グローバルで評価されるかが一番の課題…」

というような話を延々としていた。

どの会社も同じ悩みを抱えているようだ。特に、日本では活躍もしているし、疑いもなく優秀なのだが、グローバルで比較されると、なかなか抜き出ることができない…。僕もそのうちの一人でした。

日本は金融に関しては発展途上だし、大学にしたって競争力は高くはない。悲しいかな、昔からよく見かける記事ですよね。それだから、自分たちが頑張り、そして次の世代に伝えていきたい…、そういう思いで普段仕事をするし、このブログも存在させている…。

しかし、これが現実なのです。僕は、製造業などでよく取り上げられる「現場の力、工夫」でグローバルと競争することを選んだ。みなさんは、何で勝負しますか?

日本人でも、競争に勝ち抜けるほどの仕事や教育を受けていて、そのまま評価に結び付けている人はたくさんいる。また、努力や苦労で勝ち取っている人もいる。しかし、若ければ若いほど、グローバルにいる競争相手を知り、そして自分の環境を変えたり、意識を高いところに向けたり、日々の努力を定めることは、大事だと思う。

若さに任せて仕事に没頭することは、誰しも一度は経験するだろうし、それによって得るものは大きいと思う。しかし、それだけで力がつくのを待つ、チャンスが訪れるのを待つのと、意識を持った上で仕事に没頭するのでは全然違う。

「競争」という言葉を多用するのはあまり好きではないが、国際化・自由化の進んだ金融では、その享受のコストとしての競争がある。競争なので、相手のことを知り、自分を磨く努力と戦略が大事なのである。



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