2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

刺激的な仲間たち

外資系の経験をもとに、国際競争がいかに繰り広げられているかの一端を見せよう。金融業界で重要なのは人である。もちろん、商品や商圏、歴史やブランドも大事だけれど、それを活かすも殺すも人。そして企業にはライフサイクルがあると言われているが、それ…

日系銀行での基礎〜受託者責任

前回は1990年4月に日系銀行に入社したことまでを書いた。そこでは様々な経験をしたが『グローバル金融』という側面からその経験について書いてみようと思う。最初に配属となったのが証券事務部門。信託銀行の証券事務にもいろいろなものがあるが、僕は投資信…

英会話学校

「私の履歴書」カテゴリーでは、僕が外資系の会社に入ったいきさつを後日書いていきたいが、先に英語力について書いてみようと思う。僕が入った外資系の会社は、今では英語力がないと採用しないと思うが、10年ほど前は上司(外国人)が日本語を自由に操れた…

新商品開発

金融の世界でも、常に新しい技術が開発され、それを実現化するような仕組み(業界ではよく「スキーム」と言う)の開発、そして商品がある。僕は長期保有を目的とする資産運用が専門だったので、その範囲の話にはなるが、外資系に転職した後の2000年くらいか…

外資系との出会い

僕が『外資系』の門をたたいたのは、実はその就職活動のときにさかのぼる。門をたたく、というと聞こえが良いが、センスの良い会社案内に引寄せられただけかもしれない。当時、丁度デリバティブが日本のマーケットでも使われ始め、それを技術的に駆使する人…

日系銀行に入るまで

これからいろいろな話題について書く前に自分のことを話してみたい。学生の頃に将来の自分の職業を決めるのは難しいと思う。今と違って大学生の就職活動は大学4年になってからだったし、サマー・インターンなどの気の効いた制度も少なかったから、専ら社会や…

所信表明(その1)

縁があって20年間金融業界で働かせてもらって、人生も仕事人生も折り返しを意識したとき、自分は何か人のために還元できないだろうかと考え、ブログで情報発信をしてみようということになった。ここでは、グローバル金融の知識を載せるのではなく、「金融業…