2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

同僚へは何を買っていく?

海外にいる同僚への土産。始めての米国出張のとき、周囲に出張経験者が少なかったので、土産という考えは思いつかなかった。たまたま、同じ便に乗り合わす同僚の外国人が、しこたまお菓子を買い込んでいるのを見て、「海外にもそういう文化があるんだ〜」と…

社長が変わるとき

「私の履歴書」の前回記事「グローバル組織における働き方〜全体それとも部分最適?」ではグローバル組織という表現を使った。そして東京オフィスの関係を次のように振り返った。「東京オフィスが日本的というのは、東京オフィスという会社の生い立ちによる…

私の英語学習法(Eメール初級編)

英語で書く、日本人にとっては、会話ほどのハードルではないだろう。しかし、仕事でやりとりするメールの数は膨大で、しかもネイティブの人たちは長い文章をよこしてくるから、辛抱強く目を通し、必要なものに返事をする作業は、スピードも要求される。驚く…

ブログのタイトルが変わりました

外資系への転職、一から積み上げた人脈と仕事、英語との格闘、役員の経験、…を将来活躍したい人たちへの一助としたい。1つのアプローチとして、情報の発信に特化したこのブログがあります。これまでのタイトル「外資系金融で働く!…」が、外資系を強く勧める…

会議の質〜会議に召集は必要か?

僕の経験の中で、外資系と日系で大きく違うなあ、と思ったのは「会議の質」。ここでは「質」のことを時間あたりのアウトプットとしよう。そもそも外資系は仕事の裁量が大きい。担当者レベルでも意思決定できる範囲が広く、マネージャーともなるとかなりの判…

グローバル組織における働き方〜全体それとも部分最適?

少しおさらいをしよう。入った当時の外資系東京オフィスは前例を重んじる日本的な文化だった。過去ログ「外資系で生き残る〜提案して実行」では、小さな提案を積み重ねることで信頼に変え、新しいことへ挑戦する文化へ自らが率先したことを書いた。僕の強み…

所信表明(その2)〜何故これを書いているか?

所信表明(その1)で書いたように、このブログには1つの目的がある。『日本人が海外の優秀な人材に混じり、仕事という場を通じて己を高め、そして様々な形で日本の経済や社会のためになってくれたら、というのが私の壮大な夢なのである』がそれを示している…

カテゴリー目次を更新しました

カテゴリー目次を更新しました。既に記事を載せた「採用担当の目」と「失敗談」を一覧に載せました。変更箇所は緑色です。ご参照下さい。

転職のコスト

転職のコスト(ゲイン)ってどれくらいなのだろう?経済的には給与・退職金・年金の差になるけれど、非経済的なものには、経験(能力開発)・人脈・将来の選択肢などがあると思う。残念ながら、どちらを優先させるかは人によって違うので、一般論では語れな…

開発環境

資産運用の世界で、客観的な指標(投資スコア)を作って運用するやり方は、過去ログ投資理論の実際でクオンツ運用と紹介した。この方法は、多数の投資アイデアを計量化し実際に使うかどうかを判断する必要があるため、大量のデータ処理を必要とする。ところ…

プロフェッショナルへの質問

面接を受けるのは大変だが、実は面接をする方も大変。中途採用の面接を一度でもやった経験のある人なら、その大変さは分かるのではないか。採用にも個別の背景がある。採用枠が多いか少ないか、いつまでに増員したいのか、そのポジションはユニークな存在な…

出張便利グッズあれこれ

出張が多い人は、独自のノウハウを積みあげていく。今日は僕の海外出張便利アイテムの紹介。citibankのキャッシュカード 円口座にお金を入れておけば、ほとんどの国のATMで外貨を引き出すことができる。Boseのノイズキャンセリングヘッドフォン 主に機内で使…

東京拠点の強化 〜 リサーチ機能で対等を図る

前々回の私の履歴書「外資系で生き残る〜提案して実行」では、ファンド・マネージャーの仕事にはリサーチとオペレーションという2つの重要な要素があり、先手としてビジネスの土台(プラットフォーム)作りをやったことを話した。そのうちの幾つかは、グロー…

私の英語学習法(会話の初級編)

[英語力]初回の記事英会話学校で、僕の英語力は10段階中の2、初級レベルでもかなり下のレベルであったことを書いた。ベルリッツの勉強法についても書いたが、勉強はレッスンだけではない。今回は、会話に的を絞り、個人の経験談を話してみようと思う。レッス…

弱さも個性、共感を呼ぶはなし

昨日テレビをつけたら、NHKでソクラテスの人事をやっていた。見たのは始めて。しかも昨日が最終回だと言う。リンクが今後も有効であり続けるか分からないので、番組案内の抜粋(NHK HPより)をすると・・・ 世界で人気の先端企業などが実際に面接試験で出題する…

ビジター歓迎ディナー

良く考えると、僕は何も失敗をしていないのだが、今でも苦い思い出となっているお店が西麻布にある。5年くらい前の話だろうか。その日は、海外オフィスから来た、偉いビジターさんを囲んでのディナー。こういうディナーは頻繁にある。「始めて東京に来た」と…

常識にとらわれない

資産運用の技術というと、古くはモダン・ポートフォリオ・セオリー(MPT)に始まり、複雑系や遺伝子アルゴリズムなどの技術論や最適化問題などの数理ファイナンス、オプション理論、会計学をも取り込んだ企業評価、最近では行動ファイナンスなど、いろいろな…

あなたの強みはローカル?グローバル?

金融業界は免許や規制が国ごとに違うので、外資系でもローカル色の強い専門家が重宝される。その人は、グローバルの専門家でもあって欲しいのだが、法律や慣習が違うと両方を兼ねるのは難しい。稀に存在しても、そんな人ばかり採用するのは不可能だ。営業職…

継続は力なり〜電話会議

入社時に話せなかった英語も、最初に対面での話がなんとかできるようになり、次第に1対1の電話会議、グループでの対面会議、グループでのビデオ*1会議、グループでの電話会議、へとついていけるようになった。グループの電話会議は難しい。誰が話しだすか予…

面接は仕事のシミュレーション

僕のチームは、メンバーごとの一芸をできる限り際立たせ、誰もがその領域でリーダーシップを取れるようにしている。このことは少数精鋭の組織を作る上で、そして多様性を重んじる外資系のカルチャーでは重要なので、いずれ別の記事でしっかり書くが、自問の1…

短気?外国人トレーダー

トレーダーという職種をご存知だろうか?マーケットで証券や為替を売ったり買ったりする人がトレーダー。会社や職務によってはディーラーと呼ばれることもあるが、共通するのは売買を執行する人たち。少しでも安く買い、高く売るのが仕事の内容だ。トレーダ…

外資系で生き残る〜提案して実行

めでたく外資系の門を正社員としてくぐった日。広めのデスクにパーティションで区切られたワーク・スペース、肘掛の着いた大きめの椅子、フリーで飲めるコーヒー。そんな雰囲気だけで、「とうとう来た」という思いがこみ上げた。しかし、そこは仕事の場。真…

目に留まる履歴書

このブログは、プロフィールで書いているように「これから金融業界を目指す人はもちろん、現在金融業界で活躍している若手の人への手助けとなり、その人たちが日本の社会を盛り上げてくれれば良いと思う」という思いをぶつけている。いろいろな側面から、金…

外資系への転職

これまでは日系銀行で学んだことを中心に書いてきた。実を言うと、まだ書き残しがたくさんあり、あらためてこの「私の履歴書」カテゴリーで触れていきたいと思う。何故ならば、日系銀行で会得した仕事の基礎は、僕が外資系で一暴れするときに大いに役立った…

目的いろいろ

海外出張と言っても、いろいろな目的があり、その目的に応じて滞在パターンがある。一度に幾つもの目的を果たす場合もあるので、実際の滞在パターンは複雑だが、僕の経験を類型化してみよう。社内会議 よくやるのはオフサイト・ミーティングという形式で、オ…

フュージョン

フュージョンという音楽ジャンルをご存知だろうか?今ではジャズに分類されるのかもしれないが、少なくとも僕が知っている80年代によく使われた言葉だ。僕の理解では、ジャズでもないポップスでもない音楽。親しみやすくどこか新しい、そんな意味が込められ…

始めての湾岸諸国

慣れれば天国、慣れなければ地獄なのが海外出張なのかもしれない。僕は最初は、違う文化と出来ない英語のせいで、出張となると気が重かった。飛行機の中で寝れるか寝れないかも、海外出張の体力、いや耐力を測るのに有効である。僕の同僚は、飛行機で寝るの…

カテゴリー目次

このブログでは、さまざまなカテゴリーを使って、外資系で働くこと、グローバルで活躍することの魅力と挑戦について書いている。スキルアップ、キャリアアップの助けになれば良いし、グローバルな組織がどんなもので、そこで働くということはどんな意味を持…

どれくらいの英語力が必要か

程度の問題ほど語るのが難しいものはない。より出来た方が良いに決まっている。しかし多くの人は日本国内で教育・就職をして、縁があったら外資系に転職するから、この問いは非常に大きなものだろう。仕事は語学力だけではなく、発想や実行力、リーダーシッ…

日系銀行での仕事〜OJTと基礎研究

日系銀行では頻繁にOJT(On the Job Training)という言葉を使った。言うまでもなく、仕事をしながら知識や技能を会得する、ことである。この言葉は外資系ではあまり使われない。ある分野の仕事をできる人を採用し、最善のパフォーマンスをあげてもらうから…