2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

リーダー論

みなさんが仕事の経験を積み、専門能力や判断能力を蓄え、ビジネスの結果も伴い、周囲に評価され、より大きな責任を任される。部下も何人か持つことになるだろう…。そのとき、リーダーとして何を価値観に、あるいは拠り所としてやっていきますか?会社や研修…

プラスのエネルギーを集めよう

コーチングという言葉があります。例えば、野球チームにはコーチがいますよね。ビジネスでもコーチを付ける人が最近増えているようです。僕もその1人です。コーチングにはいろいろなやり方があります。ただし、コーチがあれこれ指示することはありません。…

社内研修〜日系と外資の違い

日系も外資も1社ずつしか経験がないので、統計的に有意(「意味がある」ということを統計では有意と言います…)ではないけど、違いについて書いてみたいと思う。外資の社内研修は、マネジメントに関するものがほとんどで、いわゆる業務系の研修はない。ここ…

ベースとボーナス〜外資の報酬(後編)

後編の今日は、外資のボーナスについて。言うまでもないが、ボーナスは会社業績に連動するもの。個人の働きがどんなに良くても、業績が悪ければもらえない。会社の業績は、単年度では株主配当やボーナス・プール(財源)を確保するのに大事だが、優秀な人材…

ベースとボーナス〜外資の報酬(前編)

外資の報酬は、ベースとボーナスからなる。ベースとは基本給のこと。福利厚生が充実している会社もあるようだが、大半の会社はいわゆる現金報酬で報いるようである。日本の会社と同様に、ベースはあまり変動しない。僕が驚いたのは、ベースが下がることは稀…

学術誌との付き合い方

昨日の記事「証券アナリスト試験」でFinancial Analysts Journalなどの学術誌について書いた流れで、今日はそうした情報ソース、とりわけ海外の学術誌について触れてみたい。海外学術誌との出会いは、大学院でファイナンスを勉強したとき。一般に学術論文を…

証券アナリスト試験

外資・日系を問わず、資産運用に関連する仕事をするのであれば、是非とっておきたい資格が証券アナリストだと思う。日本では、日本証券アナリスト協会が所管していて、合格すると名刺にCMAと記すことができる。もちろん、海外の資格CFAも日本で取得できる。…

社外専門家の活用

「私の履歴書」では、少し理念や概念的な話が続いたようなので、少し具体的な話に戻してみたい。今日は、弁護士などの専門家について。一般に外資の組織は社内専門家が少なく、社外の専門家をいかに活用できるかという別の”専門性”が要求される、と僕は思う…

勉強を習慣にしよう

この記事にたどりついているあなたは、何らかの目標を持ち、それについて既に行動しようとしているか、今まさに行動しようとしている人でしょう。そんな自分への投資を怠らない、そして自分を高めることに意欲的な人に、言葉にするのが憚れますが、「勉強を…

企業の採用活動は投資…のはずなのに

募集するポジションにもよるけれど、企業の採用活動というのは時間がかかる。僕は何人かの人を採用してきたが、すぐ決まるケースは本当に稀で、募集から6ヶ月くらいかかってしまう例が多かった。「誰もがリーダーである」で触れたように、チームの中で固有の…

最良執行

今日の日本経済新聞(朝刊)の15面に、「株式市場進化と課題」というコラムが載っています。そこでは東証以外の取引所の売買など、最近機関投資家の間で盛んに行われている取引の方法や考え方が載っていて、馴染みのない方には面白い記事だと思います。機関…

日本は恵まれている?

日本の政治経済や制度について、悲観的な報道が目立つ。事実を伝えるのが報道だけれども、つい批判的な論調になるのだろう。そういう記事をたくさん目にすると、悲観に拍車がかかる気がしてこわいと思うけど…。政権交代によって様子見する人が多いようだけど…

おいしい食事の楽しみ方〜食事での英語

英語に関する話として、同僚や取引先とのランチやディナーに触れない訳にはいかない。そのときの話題は、ビジネスから離れ、社会や制度、歴史や文化、それぞれの関心事など、実に多岐にわたる。僕は海外で生活した経験がないから、英語のボキャブラリーも話…

あなたならどうする?〜上司の目線で仕事する

自分というたった1つの会社をマネジメントする。手始めにお勧めしたいのが、上司の立場で物事を考えるということです。少なくとも1つ上の上司、出来れば2つ上の上司の立場や目線を意識すると良いでしょう。例えば、新入社員や入社して間もない人、肩書きがつ…

あなたも経営者〜自分という会社を経営しよう

昨日の記事で40回に到着しました。これからも、まだまだ続きます。これまでは自分の経験を幾つかのカテゴリーに分けて、「外資系金融とは何か」について書いてきました。自分の経験を書くということは、未来へのヒントを「歴史から学ぶ」感じで出すことはで…

外資の資格は何故シンプルなのか

ここで言う「資格」とは、証券アナリストなどの試験によって付与される資格のことではない。会社の中で付与される、責任の大きさを示す名称のことである。コーポレート・タイトルとも呼ばれるものである。会社勤めをしている人には分かるが、課長や部長、社…

誰もがリーダーである〜チームを構成する哲学

僕が1つのチームを任されたときに考えたことを話してみたい。僕にとっては、始めてのチーム・マネジメント。しかし振り返ると、緊張や不安で心身が固まる余裕は全くなく、良いと思われることを取捨選択しながら試し、その意味を理解していった。かねてから、…

明日から2日間お休みします

明日から2日間、週末を利用したビジネス・ワークショップに参加するため、記事の更新をお休みします。次回更新は、10月5日(月)の予定です。よろしくお願いします。

それは私の質問です

外資系でしばらくの間辛かったのは、大勢いる会議での英語での発言。特に、海外からグローバルCEOが来てプレゼンをしたり、シニア・マネージャーが来てプレゼンをしたり…。僕の会社では平均すると3ヶ月に1回くらい、そのような催しものがあった。少ないとき…

外国人VS日本人〜候補者に見る仕事力の違い

外資系のファンド・マネージャーというお仕事。今は企業もアナリストも英語での情報発信に力を入れるから、日本語がネイティブである必要がない。採用活動をしていると、実際に外国人の応募が多い。エージェントによっては、外国人の応募の方が多いくらいだ…